40代男子の婚外恋愛事情

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パワ子にドキドキした話

私生活のトラブルから、一時期いわゆる自己啓発にハマった僕。Youtubeや本、セミナー参加していろいろ仲間も増えた。

 

そういうセミナーって結構手弁当でやってるようなのも多くて、普通の会社員の人や主婦の人が主催して開くこともよくある。

 

そういうイベントは、ボランティアのスタッフを動員し、チケットサイトの立ち上げから準備、当日の運営までを無料でやっていくものが多い。

 

というか

 

無料ではない。そのようなスタッフの方がなぜか一般参加チケットより高い金を払って参加するのだ。

 

僕も一度誘われて(アイアイ傘の女)、講演会のお手伝いをした。人が集まらなくて、収支はトントン、当日もドタバタ。

 

それでもなんていうか学園祭のノリで楽しい。

 

特に僕が参加している講演会は女性スタッフが多く、結構元気な女性と話せるチャンスもあって、楽しい。

 

そんな講演会での僕の働きぶりに目をつけたのか、とある講演会の主催者から直々に、ボランティアメンバーの幹部として参加して欲しいというお願いがあった。

 

その主催者は子持ちの既婚女性。年は聞いてないけど30代半ば。ぱっと見は華奢でキレイな女性。

 

講演会をやるって、100万単位で予算をかけて数百人を呼ぶイベント。それをやろうと思いついて仲間を集めて盛り上げて、協力してもらって、そして、当日まで全力疾走する。

 

結構パワフルでないと務まらないし、そもそも営利目的でないので、収支出ても余剰分は寄付したりする。僕ならそんなイベントを主催しようなんて思わない。

 

その女性はしかし、見た目と違ってものすごく熱い。グイグイくる。ということでパワフル女子のパワ子と名付ける。

 

彼女の依頼で僕も幹部をすることに。パソコン関連得意なので、その辺を完全サポートしている。

 

その彼女が、近くである講演に誘ってくれた。チケットは自腹。パワ子自身もそこで当日お手伝いをするという。

 

てっきり僕は1人で講演を聞くもんだと思って会場に向かった。

 

会場に着くとパワ子が受付をしていた。以前別の講演会でお手伝い同士としてあった以来。1年ぶりか。相変わらずのかわいさだ。

 

パワ子は僕を見つけると満面の笑みで駆け寄ってきて、

 

「〇〇さん久しぶり〜!あ、ヒゲ!え、メガネ!!印象変わった〜!かっこいい〜」

 

そういって僕を褒めてくれた。そして耳元で、こういった。

 

「私も一緒に見るから、前の方の席取っといて」

 

ちょそうなん?ドキドキした。意外な提案だったけど、僕は前から2列目の席を2席分取り、開演を待った。

 

全然来てくれなくて、そのまま始まってしまった講演会。

 

ところが開演直後、息を切らせて隣にくるパワ子。

 

耳元で「ギリギリまで受付やってた!いい席取ってくれてありがとう」といってくる。

 

近いしドキドキしちゃう。

 

講演会の中では、講演者の指示で、隣の人たちと自分の感じたことなどをシェアする時間がふんだんにあった。

 

僕の相手は当然パワ子とだ。

 

講演者の指示でハイタッチをする。

軽く手を握られ

 

「〇〇さん、手冷たい。寒くない??」

 

といってくれた。

 

僕が冷たいんじゃなくて、パワこの手が熱いんだが。

 

何回もあるシェアタイムで、僕たちはお互いの夢やら今年の目標やらを2人で色々話した。

 

僕に話を聞くたびに笑顔で

 

「すごーい!」「すごくいいね!」「〇〇さん頭いいね!」

 

とすごく褒めてくれるパワ子。

 

講演会も終わって、パワ子はお手伝いで打ち上げとかあるんだろうなと思っていたら、

 

「駅まで一緒に帰ろ」

 

とまた耳元トーク

 

帰りは彼女の主催する別の講演会の苦労話を聞きながら駅までの10分を案内する。

 

駅に着いて、別々の方面の電車だった僕たち。

 

別れ際、

 

「また会おうね!今度は飲もう!」

 

そう言って突然のハグ

 

ドキドキして呆然とする僕を置いて、彼女はホームへの階段を下っていった。

 

 

 

勘違いしちゃいそうな、ある日の夜の出来事。

 

エロ子にも妻にも言えない話。