こんなはずじゃなかった。
いつもは月一で自宅に戻った際に、妻とデート&セックスをするというルーティーンにしてたんだけど、珍しく妻から僕の単身赴任先まで来ていいか?って連絡が。
これはなんだ。
何か色々バレたのか?
そう勘ぐるも、あまりに探りを入れるような返信は却って怪しまれるのではと考え、「もちろんいいよ〜!いつでもおいで〜」と返してみた。
そして妻から返ってきた来たい日というのがなんと婚外彼女であるエロ子のデートの日と丸かぶり。
エロ子もお仕事があってなかなか来れないのをわざわざ都合つけてもらった1日。
一方妻もいわゆるシフト勤務で珍しく土日休みとなったもようで、せっかくだからと遊びに来ることにした模様。
よりによってなんでこうなるかな。
しかも、すぐに返信きたもんだから既読をつけてしまった。
早く返事をしないと怪しまれる。
どちらを取るべきか、迷うこと数分。
そして僕は、2人とも会えばいいじゃんという結論に至った。
検討した結果、土曜から日曜の朝までを奥様、そのあと日曜の夜までをエロ子と過ごすという、倫理的にかなり際どい線で行くことにした。
妻には、日曜は用事があって朝までなら一緒に入れるから、土曜は早くきてね。
そう伝えた。
もちろんエロ子には相談。一時は会うのやめるということにもなったが、やっぱり会うことになり、そしてホテルも行こうということでご了承いただけたのは前回の通り。
さてさて奥様は、ベッドの上でもマグロだが(以下マグ子)、デートに関しても基本何もしない。全て僕もプランにお任せスタイルだ。
そんなマグ子とは正直もう20年の長い付き合いの中で定まった役割なので半ば諦めもある。
とは言いつつもおそらくマグ子が喜ぶであろう、レストランや観光地の散策を前もって調査し、移動経路を考え、タイムテーブルも作り、事前に必要な予約も済ませておいた僕。なんとか1日で満足して帰ってもらうためにてんこ盛りのプランになった。我ながらできる男だ。
そうして迎えた当日の朝。予定通りの時間に駅で待ち合わせ。
ちなみにスケジュール上、マグ子と別れたらそのままエロ子の待ち合わせ場所に直行しなければならない。がしかし、エロ子リクエストの電マや手錠をマグ子といる間に持ち歩くことはできないので、それらは駅のコインロッカーに事前にしまっておく。(万が一にも見つかりにくい奥まったコインロッカーを事前調査済みだ) ということをする前提での待ち合わせ駅の選定であり、タイムスケジュールだ。
時間ロスを最小限にするため、わざわざ乗っている号車から最も近い改札口を伝え、見える場所で待っているにも関わらず、まずはトイレに行くといい、長蛇の列で15分も待たせた挙句、全く違う改札に行き、今自分がどこにいるかわからないというメッセージを送ってくるマグ子。
理解できない。
大きくため息をつくも、それは想定内の出来事なので、そちらの改札まで迎えに行く僕。
やっぱり不必要に多い荷物を抱えたマグ子を笑顔でお迎え。
それでも事前に少なくしてとは言っていたのでまだマシか。油断するとトローリーで来たりするからな。
荷物の8割持ってあげる。なんなら僕のバッグはこれを想定してガラガラにしてきたと言ってみる(エロ子グッズのためのスペースなのはマグ子には口が裂けても言えない)
あいにくの雨ではあったが、それも想定プランの範疇だったので、ご当地ならではのランチや歴史的な街並みが続く観光地の散策におしゃれなカフェでの休憩などなど予定通りこなしていく。
こう見えてもきちんと家族のことは大切にしているつもりの僕。マグ子と過ごしている間は、しっかりと自分も楽しむことは忘れない。
さてさて、きれいな夜景の見える高層階のハイソなレストランでのディナーも無事終わり、ホテルへと移動することに。
ちなみに、当然だけどマグ子ともセックスはする予定だ。というのもマグ子は事前にアダルトグッズ類を持ってきていいか聞いていた。つまりマグ子はセックスしたくて僕に会いに来たとも言える。
なのでホテルはシティホテルかラブホかは事前に聞いていた。普段はラブホ派のマグ子だが、今回はシティホテルが良いとのこと。
ホテルにチェックインし、部屋に入る。今回は夜景の綺麗な高層階の部屋を予約済みだ。
部屋に入ると電気を消し、カーテンを開け放つと、眼下には見渡す限りイルミネーションのような景色が広がる。
僕はマグ子を後ろから抱きしめた。
髪をどけて首筋に唇を優しく這わせる。
耳を甘噛みし、振り向くマグ子の頬に、おでこに、鼻に軽く触れ、そして唇へ。始めは優しく、そして徐々に少し荒々しくキスをする。
どちらからともなく舌を絡め合う。
漏れるマグ子の吐息。
僕はキスを続けながら、前に回した手でマグ子のカーディガンのボタンをひとつづつ外した。
そしてズボンを少しずらし下げて、下着の上からマグ子のアソコを撫でまわす。
同時に上の服の下からも手を差し入れ、胸を揉みしだいた。
特に拒絶の意図も感じなかったので、そのまま向かい合ってマグ子の服を脱がせ、下着だけの姿にした僕。
僕も自分のTシャツとズボンを自分で脱ぎ、お互い下着姿になって、向かい合い、そして抱き合い、唇を重ねる。
ブラジャーの肩の紐をゆっくりとずらしながら腕を撫で下ろすと、マグ子の腕に鳥肌が立つ。そのままホックを後ろ手に外し、胸をあらわにした。
今度はマグ子を窓に向かわせ後ろからマグ子の胸を揉みしだきながらキスをし、もう片方の手は下着の中に差し入れマグ子のあそこへ手を伸ばしていく。
すでにそこは熱く、とろとろになっていた。
「もう挿れちゃう?」
マグ子はこくりと頷いた。
僕はマグ子をベッドへ押し倒した。ゴムを装着し、マグ子の脚を開き、まずは正常位でゆっくりと挿入する。
もうそこは十分に濡れていて、抵抗もなくぬるっと🍌の先を飲み込んだ。
マグ子は「うっ」と声を出す。
「痛くない?」
そう聞くと
「大丈夫」
という。
(なぜいつも大丈夫なのか?痛いけど我慢してるふうにも聞こえる。以前指摘したけど、大丈夫と答えるのが癖になってるらしい。私は我慢してあげてるんだ、というある意味マウントを取ろうとしてるようにも聞こえるので、やめて欲しいのだけど。)
僕は。ゆっくりと出し入れしながら、🍌をマグ子のあそこに沈めていく。
全て入り切った僕はマグ子の体を回転させ、バックになった。
ちょうど夜景が一望できる。
「マグ子、夜景きれいだよ」
そういうと顔をあげて景色を見るマグ子。
そして僕も夜景を見ながら動き始める。喘ぎ声を上げるマグ子。
「夜景、どう?見えてる?」
そう聞くが、マグ子はシーツに突っ伏してあえぐだけだ。
僕はそのまま動き続けた。
ひたすらに喘ぎ続けるマグ子。
今回はED薬を使ってなかったが、意外にもかなり長持ちした。
シャワーも浴びずにセックスをするのも久々だ。あそこのいやらしい匂いが漂ってくる。
20分ほどして、息も上がってきたので、再度マグ子の体を回転させ、正常位へ移行する僕。
そしてラストスパートをかけ、とりあえず無事に中で射精した。
そのあとしばらく抱き合ってから、ようやくお風呂にお湯を張る僕。
結構高いホテルだけど、お風呂はラブホの方が広くて快適だなと思いつつ、それでも2人でゆっくり湯船に浸かる。
お風呂ではたわいもないおしゃべりをして上がり、そしてベッドへ。備え付けのガウンを羽織り、ベッドに横になる2人。
今日はまだマグ子がイってないので、僕はマグ子が持ってきたピンクローターを取り出した。いつもとは逆だがせっかくセックスしにきたのにあまりに淡白だと不満を持たれてしまう、という考え。
マグ子の下着を脱がせ、脚を開き、クリトリスにピンポイントでローターを当てる。
マグ子の体が一瞬ビクッとなった。
そのままローターを当て続けると、徐々に喘ぎ声を上げ出すマグ子。
しばらくその状態をキープする僕。
10分くらい経ったことだろうか。
彼女の喘ぎ声が一際高く大きくなり、全身が強張ったあと、彼女の下腹部が大きくびくんびくんと動いた。
どうやら無事にイったようだ。
ぐったりしている彼女を抱きしめ、キスをする僕。
そして、やってくる眠気のままに、その日は就寝。
目が覚めてトイレに行く。スマホで見ると朝の4時だった。なんだか眠れたような眠れないような夜だった。
マグ子はまだ寝ているようだが、そんなマグ子のあそこに手を伸ばす僕。
遠慮もなく、パンツの隙間に手を差し入れ、あそこを撫で回す。
マグ子はまだ寝ている風だ。
でもあそこはすぐに濡れ始め、少し指を入れるとピチャピチャと音がする。
僕はマグ子のパンツを剥ぎ取り、正常位で挿入することにした。
いつもなら結構長い時間セックスをするのだが、昨夜は短かった。なので朝にもやって回数を稼ごうという作戦だ。ゴムはちゃんとつけている。
大体こういう時、マグ子は寝たふりをしているのだが、挿入している時から喘ぎ出すので、おそらく最初から起きているのだろう。
「起こしちゃった?ごめんね」
一応そう聞く。
「いいよ、30分くらい前から起きてたし」
起きてたんかい!っと心の中で突っ込みながら、運動を始める。
いつも通り静かに喘ぎ出すマグ子。
ちなみにこのあと、エロ子とも会う予定の僕。
なのでここでは射精はしないと決めていた。
正常位からバックへ。
そして正常位へ。
時間としては30分くらいかけて、マグ子が満足する程度には運動を続ける。
そして
「疲れちゃった」
と挿入したままマグ子を抱きしめて、朝の行為を終了させた。
そのあとは別々にシャワーを浴び着替えて、ホテルの朝食を食べ、駅へと向かう2人。
そしてお土産を買うのに付き合い、無事予定の電車に乗せた僕は、彼女の姿が見えなくなるまで改札で見送る。
そしてダッシュでコインロッカーへ向かった。エロ子グッズの入った荷物を取り出し、今度は一目散に電車へ駆け込む。
エロ子に会うためだ。
この流れは事前に何度もシミュレーションを重ねていたため、分刻みではあったがばっちりできた。
そして予定通りの電車に乗り、僕は無事にエロ子と出会えたのであった。